育休復帰後、半年経っての所感
ブログの下書きに残っていた記事を見つけたので投稿。育休復帰した年の秋頃に書いていて、書ききれなかったのだろうな。(もはや記憶にない)
書き終えてないけど、あの時の気持ちはもう正確に思い出せないのでそのまま投稿。今、息子は3歳になり、さらにできることが増え、仕事の状況も全然違う。変わらないことの方が少ないのだろうなと実感。
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「疲労困憊」だった育休復帰直後に比べて、慣れもあり、体力的には大分楽になった。(子どもの体調が安定している時限定)
一方で主に仕事が原因で精神的には少ししんどい状態が続いている。
慣れの他に体力的に楽になった要因
子どもの成長
子どもは時と共にどんどん成長し、手はまだかかるけど、できることが着実に増えている。食事の準備中にヨーグルトとおにぎりを与えれば、大人しく食べながら待っていてくれる。お風呂に入ろうと誘えばお風呂場まで自分で来てくれる。お気に入りのパジャマ(車の柄)を準備すれば、自ら着たいと申し出てくれる。
小さくて一生懸命な愛くるしい姿に癒される。
夫の頑張り
週2回は確実に早く帰ってくるようになった。彼なりに調整してくれているのだと思う。
夫は子どもが2人欲しくて、以前の状況では絶対に2人目は考えられないとしっかり伝えたのも効果があった気がする。
シッターさんに頼ることにした
シッターサービスに登録して、週に1回、帰宅後の2時間サポートしてもらうことにした。夫の早帰りと合わせて平日のうち3日は複数の手がある。私は2日、1人で頑張れば良い。子どもの遊び相手や食事のサポート、お風呂のピックアップなどを助けて貰っている。
精神的にしんどい要因
私のブレブレのスタンス
キャリアなのプライベートなのか
時短勤務だから?そもそも私が抱える生きづらさなのか
仕事での期待されていなさ
33にもなってもやもや吐き出し
20代の頃から(もしかすると10代後半の頃から)、変わらないもやもやを抱えて生きている。十分な努力ができていないから解消されていないだけなのかもしれないが、もしかすると、このままずっと40代になっても、もっと先になっても抱え続けているのかもしれないと思うとぞっとする。
自分に自信がなく、30を超えても自分軸がブレブレで、だからと言って適当なものをあてがって、自分のものにすることも拒んでいる。社会なり会社なりの大きな流れと私自身がなかなか相いれない。ちっぽけな存在なのだから流されてしまえばいいのに、自分自身のリズムを保っているつもりで、周囲と異なるリズムを刻み続ける。。そして時々どこかから聞こえてくる大きな音に惑わされてしまう。
キラキラのワーキングマザーに憧れを抱くも、距離は遠く、またその存在が少し怖く、遠くからそっと見ているくらいでちょうどよいと感じる。読むのは、自称・怠惰ではみ出した人々が書いたエッセイ。こんなんでいいのか私。
吐き出して、言葉にして、少しずつ消化なのか浄化なのかしていきたい。
30超えて、それなりに色々通りこしても、まだこんなに繊細で傷つきやすいなんて、想定外だ。
ワーキングマザーの休日
【共働きの日常】夫との話し合いの結果
職場復帰して約2か月。とにかくこなしていくのに必死の日々だった。慢性的な睡眠不足で、疲労は蓄積され、主に保育園の送り(ときどきドタキャンされる)と仕事しかしていない夫に対してイライラが募るばかり。仕事は大変かもしれないが、何が何でも時間までに終わらせようと働く私と、終わらなければ残業すればよいという夫の働き方、働いている夫に対して感謝の心など感じられない。何なら仕事だけしていて、家事も育児もこちらに丸投げの夫と必要以上に口も聞きたくない。私側からすれば、結構「やばい状況」まできていた2か月だったと思う。
「夫をいないもの」と扱おうと心の舵を切り始めたが、やっぱりイライラ。こんなの全然幸せじゃない。
そんな中で上野千鶴子さんのが少し前(2016年)に東洋経済に書いた記事に「男は要求しないかぎり絶対に変わりません」「妻が要求しないと夫は変わらない」の記載があり、ハッとする。私、疲れすぎていて、夫と会話をする気力もなく、ましてや要求する力などまるで残っておらず、ただでさえ馬耳東風の夫に求めること・伝えることをしていなかった。
疲れている心と体を奮い立たせて(というと大げさだが、やはりエネルギーはいる)、週末の子どもの昼寝の時間に話し合いをした。
できるだけ淡々と、一人で仕事・家事・育児をすることが私にとってはキャパオーバーであること。仕事は辞めるつもりはないこと。夫も家事・育児のメイン担当者であること。夫には出世ももっと稼ぐことも求めておらず、ただ早く帰ってきてほしいことなどを伝えた。夫側も家事・育児(主に育児)に対して「やる気」はあるとのことだった。
結果、
- 毎週水曜日は7時までに帰宅する。
- 毎週金曜日は保育園のお迎えに夫が行く(6時帰宅)。代わりに朝の送りが私。
- 上記は最低ラインで、その他の日も早く帰る努力をすること←甘いかな?
でしばらく様子をみることになった。
平日の2日、大人が2人いれば少しは楽になるはず。
面倒な女性と結婚して子どもを持ってしまったと夫は思っているかもしれない。でも、私は自分の気持ちや要求をしっかり伝えていこうと改めて心に決めた。
1週間乗り切った。そしてGW。
復職して1週間を乗り切った!祝!
仕事はまだ何もしていなくて(PCの設定したり、今後担当する予定の業務のマニュアル読んだり)、ただ体がオフィスに存在しているというだけだけど、大きな一歩。
単純な感想としては、大して働いていないにもかかわらず『疲労困ぱい』。ベッドに入る前に目を開けていられないほどの睡魔が襲ってくる。慣れていくのか?いや、そんな過酷な状況に自分を慣らす必要があるのか?
育休中にたてた理想のスケジュールは、、、まぁ理想通りにはいかないものよね。
理想だと、
17:00 退社
17:45 保育園ピックアップ
18:00 帰宅
18:30 夕食 (私も子どもと一緒に食べる)
19:30 お風呂(私も一緒に入る)
20:30 子ども就寝
その後、家事や自分の時間。
帰宅までは順調で、問題はその後。
まずは一緒に晩御飯がハードル高い。1歳3ヵ月でつかみ食べもするけど(なんならスプーンで食べるマネもするけど)、まだまだ食べさせないといけない。子どもが先に食べ終わって、次は私と思っても、案の定、抱っこをせがまれる。私も極力応えたいと思ってしまう。そして結局、同じタイミングで晩御飯は食べれず。
お風呂も。一緒に入れればいいのだけど、子どもが眠たくて仕方がない時は私が洗っている時に盛大にぐずるので、子どもだけお風呂に入れる。私が一緒に入る元気がない時も。(こういう時は、うちは未だにベビーバスを使っている。目玉のおやじ風呂でも本人は不満はない様子)
そうなると子どもが寝た後に自分の夕食とお風呂で、自分のことが終わって時計を見ると10時前だったりする。
晩御飯を夜帰ってきてから食べる前に「作らない」のは、子どもがもう少し大きくなるまで続けようと思う。(この週は家事代行の人の作りおきと、ホットクック調理、オイシックスの〇〇するだけごはん(ホットクックもオイシックスも前日に調理して当日は何もしない)で乗り切った)
ちなみに夫は水曜日は7時半に帰ってきた。これで良しとするのかどうかも考え中。
もやもやする気持ちを言葉に
相変わらず夫の帰宅は遅い。平均帰宅時間は9時半〜10時ごろ。遅い日は11時をまわる。飲みに行けば日付けが変わって帰ってくるのが当たり前。早く帰れる日もたまにあるが(2週間に1回くらい)、その日の会社を出る前に「今から帰る」と連絡があるので、予めお願いすることの見通しは立たず、帰ってくる時にはその日にやるべきことはすべて片付けてしまっている。
今は私が育休中だからやっているけど、復職したらどうなるんだろう?
具体的に目の前に困ったことが現れてからじゃないと夫の性格上対処しようとしないからまだ話し合いはしていない。夫は自分で火をつけてからバタバタと自分で火消しをするタイプ。火がつく前に予想して対策をうつことはあまりない。自分で火消しをする気持ちがあるだけまだいいのか。。
こういう気持ちの中で読んだのが、中野氏の『「育休世代」のジレンマ 女性活躍はなぜ失敗するのか?』
時間があった産休中にも一度読んだが、内容よりも選民意識的なものを文章から感じてしまい少し引いてしまっていた。改めて読み返してみると今の私の気持ちを先回りして言葉にしてくれている。私は決して高学歴でも高収入でもないが、夫へのもやもやについては同じ気持ちを抱いている。
「妻は子どものために仕事をあきらめる面があっても、多くのケースで夫は自分の仕事の一部を犠牲にして子育てを担うつもりがない。」
「悪いのは協力姿勢のない目の前の夫だけとも限らない。分担の話は夫婦間の問題とされがちだが、その背景になる社会の圧力1つ1つを排除していかなければ根本的には変わらない。」
「分担が偏っていてもせめてそのことを夫が認識して申し訳ないと思ってほしい。」
我が家でも夫が平日夕方~夜にかけての家事育児を分担しない(できない)ことは目に見えているが、夫だけを責めても解決しないことも分かっている。夫が転職等すれば解決するかもしれないが、それを本人が望んでいない中で私は強制できない。最後の「申し訳ないと思ってほしい」のくだりは、本当に心の底から共感した。
どこまで夫に求めるのか、私たち家族にとって負担が少なく納得できる形がどんなものなのかの試行錯誤をこれから繰り返していくのだろうな。
仕事に対しても正にこれという文章があった。
「正当な責任を任され、正当な貢献に対して正当に評価されることを要求すること」
小心者の私、がんばれ。
「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)
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慣らし保育始まる
子どもの保育園がスタートした。4月1日は入園の会で保護者も同席。4月2日から午前中だけの保育が始まった。今日で4日目。この瞬間だけを切り取ってしまうと、酷なことをしているなぁと思う。
毎日預けられると分かってきているのか、3日目、4日日と徐々に預けられるのを嫌がるようになった。基本食べるのが大好きなはずなのに、給食も徐々に食べなくなり、1口も食べないことも。(←これは昼には私が迎えにくることを分かって食べない可能性もあり)迎えに行くと必ずおんぶされている。下ろすと泣いてしまうとのこと。
まだ1週目だから先生たちもバタバタしていて、手が回っていない様子がお迎えの時に見て取れる。
仕事復帰することは決めているし、自分のキャリアから子育てを理由に手を離したくない。子どももこれからどんどん成長していく。友達がいる環境で、いっぱい体を動かして育つのも良いはず。
頭では結論が出ていることに心がついていかない。いつも思うけど、経験しないと分からないなぁ、なんでも。
保育園に実際に通わすようになってから「なるべく遅く預けて、なるべく早く迎えに行こう」と強く思う。実際に預けるまでは、長く預かってもらえるのはありがたいと思っていた。
あと、保育士さんに子育てのプロ!と割と大きな期待をしていた。でもこの1週間見て、当たり前だけど「保育士さんも人間だ、限界がある」とひしひし感じた。
とりとめのない私の気持ち。
時間が解決してくれるのを期待するばかり。